漢方成分です。
芒硝:
寒性の緩下薬で、体内に熱があって便秘するものや腹満に用いられます。
基原鉱物は、含水硫酸ナトリウム(主な成分:Na₂SO₄・10H₂O)で、
微量のMgSO₄やCaSO₄、MgCl₂、NaCl等を含みます。
服薬指導
塩分が含まれることになるので血圧上昇や塩分制限に注意。
腸管内に水分を流入させて便を軟らかくします。
また、味としては少ししょっぱい味です。(NaCl含むからと思われます)
芒硝は主成分にナトリウムイオンを多く含むため、塩分の摂取に寄与しますので注意が必要です。血圧の上昇や、むくみがでてきたりしていないか定期的な確認が必要です。
大黄牡丹皮湯や調胃承気湯、桃核承気湯、大承気湯
調胃承気湯に含まれるということは、防風通聖散にも含まれる点にも注意。