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国家試験に出てしまったので,簡単な内容を説明しておきます。

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グルコースの測定方法

グルコースの測定方法には,還元法,縮合法,酵素法の3つに分類されます。

しかし、還元法と縮合法は簡易的な測定方法から省かれています。
(手間や反応条件の煩雑さ等が簡易測定の邪魔をしました)

そのため,簡易測定は酵素法が用いられています。

測定原理には酵素電極法と酵素比色法が用いられています。

血糖値の測定は,血糖測定試薬である血液検査用グルコースキット,又は自己検査用グルコースキッ トと,血糖測定器である自己検査用グルコース測定器,グルコース分析装置,又は自動分析装置等を組 み合わせて行われます。そして,その測定原理は酵素電極法と酵素比色法注2に大別されます。

注2 酵素電極法:血液中の糖分を特定の酵素と反応させ,反応物に電圧を掛けた際に流れる電流により測定する方法

酵素比色法:血液中の糖分を特定の酵素と反応させ,反応物の色を測定する方法

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000185094.pdf
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酵素法

酵素法はいくつか方法があり,

グルコースオキシダーゼ-ペルオキシダーゼ法(GOD-POD)

ムタロターゼGOD-POD法

ピラノーぜオキシダーゼ-POD法

ヘキソキナーゼG6-PDH法

グルコキナーゼG6-PDH法

グルコース脱水素酵素法

等があります。

104回で出題されたのはGOD−POD法,グルコース脱水素酵素法です。

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GOD-POD法

β-D-グルコースがオキシダーゼにより酸化されてグルコン酸と過酸化水素を生成します。

生成した過酸化水素(H₂O₂)が,ペルオキシダーゼによる触媒を受け

4-アミノアンチピリンとフェノールを縮合させることで

赤色キノン色素を生成させます。

https://annex.jsap.or.jp/photonics/kogaku/public/33-07-kaisetsu2.pdfより引用

グルコースデヒドロゲナーゼ法

グルコースデヒドロゲナーゼによりβ-D-グルコースはD-グルコノ-δ-ラクトンへと変換され

その際にNAD⁺がNADHへと変換されます。その際の吸光度変化によりNADHの生成速度を測り

試料中のグルコース濃度を求めることができます。

補足

グルコースオキシダーゼはβ-D-グルコースを酸化して

グルコン酸と過酸化水素を生成するというのは必要な知識です。(生化学あたりで勉強したかと思います)

また,ペルオキシダーゼが過酸化水素の反応を触媒する酵素というのも基本知識として必要かと思われます。

また,物理の定性試験の範囲で,フェノールと4-アミノアンチピリンにより赤色色素が生成するというのも習ったかと思います。

電極法も比色法も反応物に対してアプローチしているということは知っておきましょう

参考

https://annex.jsap.or.jp/photonics/kogaku/public/33-07-kaisetsu2.pdf

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