一応、ブログ自体は個人が書いてあるものなので、書き間違いなどはあるかもしれません。何事もそうですが、初めて入れる知識は完全には鵜呑みにせずに、一応裏は取りましょうということです。ではいきます。

黄帝内経

黄帝内経:現存する最古の中国医学書。紀元前1世紀あたり。東洋医学における生理や病理に基づいた鍼灸や養生法に重きをおいた治療学も言及

神農本草経

神農本草経:紀元前1〜2世紀に著された薬物学書で、365品の生薬が収載されている。これらは、有効性・危険性などにより、上薬・中薬・下薬と分類。

上薬:命を養う。無毒であり、長期間服薬すれば体を軽くして元気を益する。年老いずに長寿となる(人参や扇など)

中薬は、性を養うものとされている。発病を抑え、虚弱を補うもの。体質改善を目的とするもの。(麻黄・芍薬など)

下薬:病気を治すもの(治療に用いるもので、長期間用いるべきではないもの)

傷寒雑病論

三世紀はじめに張仲景によって記された薬物治療学書。

後にこれは2つに分かれ、

傷寒論(急性熱性の薬物治療)と、金匱要略(慢性疾患の薬物治療)に分かれた。

東洋医学と漢方の区別

東洋医学

西域やインド医学の絡み合いによって中国古代に成立して伝承し、発展した医学

漢方医学

鍼灸 気功 中医学 按摩 韓医学 導引 食養
本草学に基づいた民間療法が含まれる

漢方薬と民間薬の区別

使い方が違う。

漢方薬

医学書に処方の基準(量・服用方法等)が記載しており、それに従って使用する

民間薬

庶民の間での伝承(経験)的なもので、明確な基準がない

漢方という呼び方の歴史(断定ではない)

黄帝内経や神農本草経、傷寒雑病論は紀元前のものであるが、

日本には1500年頃には伝わってきていると言われています。(室町時代の田代三喜が関与していた…のかは不明)
しかし江戸時代の1600年頃に鎖国制作により、中国との関係が途絶えて、

江戸後期にオランダより、「蘭方医学」が伝わりました。
この蘭方と区別すべく漢方という名前がつけられたという説もあるそうです。

漢方の歴史補足

明治時代の医制改革により、医師の修学するものは「西洋医学」であると決められてしまい、漢方に詳しい医師はほとんどいなくなってしまいました。これによりしばらくの間、漢方医学は、薬剤師や一部の漢方の家系によりほそぼそと伝えられることになり、衰退していきました。

漢方が今は普及していますが、どうやらこれの起爆剤は昭和51年(1976)に漢方薬が保険薬価に収載されてからのようです。

そして平成14年に医学教育モデルコアカリキュラムに「和漢薬を概説できる」が組み込まれ、ここから医学教育に漢方が入ってくるようになったようです。

東洋医学と西洋医学の考え方の違い

東洋医学

呂氏春秋は紀元前3世紀ころの古代中国のものであるが、この書物での思想は
「人間は本来長寿であるが、命を継ぎ足しているのではないので、長生きしたければ不摂生等の害を除いていけば良い」というものです。これは東洋医学にも引き継がれています。

→東洋医学では、身体の恒常性を曲げてまで作用するような強力なものではなく、弱めな効き方のものを使用する傾向にあります。★自然に逆らわない穏やかな薬

「病気の原因は本人の内因によるもの」という考え方です。

西洋医学

これに対して西洋医学では、「人間は何もしなければ短命である→薬等で身体をコントロールしていこう」という考え方がメインになってきます。

薬で恒常性をコントロールするという考え方で、副作用も使用者がコントロールするという考え方です。
他にも「病気の原因は外因によるもの(細菌やウイルスなど)」

なので、西洋医学の得意とする場面というのは、「明らかに病変部位があったり、原因が明らかにされている場合」というイメージになるかと思われます。

(漢方との比較になりますが、漢方の場合は「自覚症状」で治療を考えていくものになりますので、明らかな病変部位のない「機能異常を主とする疾患」が得意な分野ということになります)

その他用語

補完代替医療:CAM:西洋医学以外の様々な医療を積極的に再評価する働き

中医学:TCM

漢方:KAMPO

漢方薬の命名について

漢方薬の名前は何やら難しそうなものが多いですが、割と由来があります。

例えば加味逍遥散で例えると、

逍遥には「そぞろ歩きをする」という意味合いがあります。

つまり加味逍遥散は「症状が様々に移り変わっていく」という様子を持っています。

桂枝茯苓丸→桂枝が入っている→のぼせとか肩こり、頭痛に効きそうな感じと推測がつきます。

当帰芍薬散→当帰が入っている→婦人関係に使う。等もなんとなーくわかります。
ということで血虚や、腹痛(芍薬入ってるから)などにも効きそうですよね

漢方の服用方法

漢方は食間服用が多いです。

食間服用の理由

空腹時は胃内pHが低い状態
→この状態だと生薬の中でも副作用を出しやすい麻黄・附子の吸収が低下します。
→副作用軽減のために空腹時服用が望ましいという考え方があります。

また、①そもそも生薬自体が空腹時に吸収が良いものが多いこと

   ②服用コンプライアンス不良を回避するため

これらの理由により食後でも食間でもどちらでも良いという考え方もあります。

西洋薬と同時服用をさせたくない場合

西洋薬には食後服用が多いことと、

相互作用がわからないために西洋薬との同時服用は避けたい(時間をあけたい)

という考え方により、食間服用とする考え方もあります。

実際に鉱物由来の生薬であればニューキノロンの吸収に影響を与える可能性は十分にありますよね。そういう話です。

お湯に溶かした方が良いのか

エキス剤はお湯に溶かして飲んでもらったほうが良いですが、実際にはどちらでも構いません。

しかし、お湯に溶かして飲んだほうが明らかに有効な漢方もありますので、ご紹介いたします。

桔梗湯と立効散です。

桔梗湯

桔梗湯は感冒症状の咽頭痛の薬です。

これは、うがいするように、喉にいき渡らせて飲むのが効果的です。

この服用方法を考えると、溶かさないと効きにくい漢方です。

立効散

歯痛の薬です。

口に含んで、ゆすいでもらうように服用するため、溶かさないと効きにくいと考えられています。

半夏瀉心湯(口内炎用途の場合)

含嗽用法です。
参考→https://www.takedamed.com/medicine/vectibix/t4_4

特殊な飲み方

酒服

お酒で飲むという特殊な飲み方で、当帰芍薬散や八味地黄丸がこの服用方法が推奨されています。(現在はそんなにやってないそうです。)

八味地黄丸

胃腸障害の副作用が減ると言われています。注意点として、冷たいもの(ビール)は適切ではなく、日本酒のお湯割りが適切ではないかと考えられています

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