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桂枝湯についての記事です。

桂枝湯 | 条文解釈の他生活指導等

原文を書いた後にちょっとした解釈の仕方などを説明していこうかと思います。
下書きくらいの完成度です。

太陽中風、陽浮而陰弱、陽浮者、熱自発、陰弱者、汗自出、嗇嗇悪寒、淅淅悪風、翕翕発熱、鼻鳴、乾嘔者、桂枝湯主之

傷寒論12章

太陽の中風、陽浮にして陰弱、陽浮は熱自(おの)づから発し、陰弱は、汗自づから出(い)づ。嗇嗇(しょくしょく)として悪寒し、淅淅(せきせき)として悪風し、翕翕(きゅうきゅう)として発熱し、鼻鳴(びめい)し、乾嘔(かんおう)する者は、桂枝湯之を主(つかさど)る。

傷寒論和訳

中風とは傷寒論2条に定義が記載されており、「太陽病のうち、体力が弱くて発熱、発汗、悪風、脈緩のある人」とされています。
ここで悪風とは「外の気温や風のために寒さをより感じる」状態を指します。

陽浮、陰弱とは「手の付け根に指3本おいた(最も脈を感じられる部分が中指)ときに手側が陽脈、一番体幹側が陰脈」としてそれぞれに対応する脈が触れられるかを指します。
(脈診の話ですごくわかりにくい説明にはなっていますが、文字で説明すると多分こんな感じになります)

しょくしょくとは、「取り込む」のイメージで訳して、(私は)寒さが体内にあると解釈しています。つまり悪寒
せきせきは「静かに…」のイメージで訳(僅かな音の形容の意味です)して、
きゅうきゅうは「集まる」というイメージです。
つまり、条文的には「取り込まれた悪寒によって、発熱している状態」と考えています筆)

まとめると。「中風(発汗あり)、陽脈がふれ、陰脈が弱い。自然な発熱と発汗がある。鼻がなり、乾いたえずきがあるのが桂枝湯の証」

というわけです。

これだと長ったらしいので混乱思想ですが、まとめられた桂枝湯の証が13章にかかれています。

太陽病、頭痛、発熱、汗出、悪風者、桂枝湯主之、

傷寒論13章

【訓読】
太陽病、頭痛、発熱し、汗出で、悪風する者は、桂枝湯之を主(つかさど)る。

そのままです。上に書いたので解説必要なしです。
この条文を覚えてしまうと良いかと思います。

桂枝湯方
桂枝三両 芍薬三両 甘草二両 生薑三両 大棗十二枚
右五味、〓咀、以水七升、微火、煮取三升、去滓、適寒温、服一升、服已、須臾、歠熱稀粥一升余、以助薬力、温覆一時許、遍身漐漐、微似有汗者益佳、不可令如水流漓、病必不除、若一服、汗出、病差、停後服、不必尽剤、若不汗、更服、依前法、又不汗、後服少促其間、半日許、令三服尽、若病重者、一日一夜服、周時観之、服一剤尽、病証猶在者、更作服、若汗不出者、乃服至二三剤、禁生冷、粘滑、肉麪、五辛、酒酪、臭悪等物、

桂枝湯方

【訓読】
桂枝湯の方
桂枝三両 芍薬三両 甘草(かんぞう)二両 生薑(しょうきょう)三両 大棗(たいそう)十二枚
右五味、〓咀(ふそ)し、水七升(しちしょう)を以て、微火(びか)にて、煮て三升を取り、滓(かす)を去り、寒温(かんおん)に適(てき)し、一升を服す。服し已って、須臾(しゅゆ)に、熱稀粥(ねつきしゅく)一升余りを歠(すす)り、以て薬力を助(たす)け、温覆(おんぷう)一時(いちじ)許(ばか)りならしむれば、遍身(へんしん)漐漐(ちゅうちゅう)として、微似(びじ)して汗有る者益(ますます)佳なり。水の流漓(りゅうり)したる如くならしむべからず。病(やまい)必ず除かれず。
若し一服、汗出(い)で、病差(い)ゆれば、後服を停(とど)め、必ずしも剤を尽(つく)さず。若し汗せざれば、更に服すること、前法に依(よ)る。又汗せざれば、後服は少しく其間を促(うなが)し、半日(はんじつ)許りにして、三服を尽さしむ。若し病重き者は、一日一夜(いちじついちや)に服し、周時(しゅうじ)之を観(み)る。一剤を服し尽し、病証猶(なお)在る者は、更に作り服す。若し汗出でざる者は、乃ち服すること二三剤に至る。生冷(せいれい)、粘滑(ねんかつ)、肉麪(にくめん)、五辛(ごしん)、酒酪(しゅらく)、臭悪(しゅうあく)等の者を禁ず。

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指導内容

現代の薬局における漢方調剤はエキス顆粒が主流です。
既に飲みやすいように配合されていて、配合比率については、手の施しようがありません。そのため不要な部分を削除して、飲み方を説明します。

構成生薬の考え方

大事なのは桂枝と芍薬です。
桂枝:気を巡らせて体表を温める。上衡を鎮める(陽の気を下げるイメージ)
芍薬:血行を良くして、筋肉の緊張を緩和、桂枝の作用を調整する働き(陰の気を引き上げるイメージ)
甘草:芍薬と協力
生姜:桂枝と一緒に気を巡らせるほか、利水させること、また桂枝大棗甘草が胃にもたれにくくする。
大棗:胸中を潤す。

服用後

服用後しばらくしてから熱い粥を約200mlほど摂ることで薬の力を助けます
そして服や布団で温かくして寝る。全身からじわっと汗を書くのが良い(が、汗がしたたるレベルの大量発汗は逆に治療を妨げます)
食べ物は生もの、冷たいもの、粘りがあったり滑りがあったり、肉や辛いもの、酒や乳製品、臭いのあるものは食べないほうが望ましいです。

応用としては、主として感冒の他には神経痛・リウマチ・頭痛、(寒冷による)腹痛や虚弱体質に使用されます。

また追加していきますが、とりあえずはここまでです。
生活指導のところを書きたかっただけです。

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終わりに

薬局業界や医療業界についてのテーマを扱ったり、
服薬指導や生化学等の基本的内容を記事にしたりしています。
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