内容は概ね完成していますが、レイアウトは下書きくらいの完成度です。とりあえず公開しました。
題名についてまずひとつ。
業界紙を書いてる人の中には業界の内容に詳しく
切り込み方が素晴らしいジャーナリストもいると思います。
Contents
ジャーナリストの質が低いと、国民の質も落ちる
大多数のジャーナリスト
≒(目に映る記事を書いてる大半のジャーナリスト)
は頭の良くない記事をばかり書いています。
そして、そういう記事こそが国民の目に止まって読まれます。
そうすると衆愚政策というのか、愚民政策というか。
アホみたいな記事を
頭の良くないジャーナリストが量産することで
国民が正しく適切な情報を得られなくなり、
国民の質が下がっていくんです。
医療業界の医療事故や過誤を書くジャーナリストの程度の低さを愚痴った記事も書いてます。
→なぜ新聞社は医療過誤の背景を最後まで追求しないのか
日本のジャーナリストの質の低さに気づいたきっかけ
今回に限ったわけではないんですが、いい加減にしろってことでご紹介。
そもそも、「ジャーナリストとは何をするべきなのか」
「仕事の本質はなんなのか」ということです。
というか、彼らは「どう見られてるか」ってのを知らないと思うんで、その点を含めての紹介ですね
私が、「普段であればスルーしているはずだけど、とある一言が気付かせてくれた」事例がありました。
ご紹介します。
これです。
「あーあってあくびか?」
この指摘にはなんというか、胸〜喉あたりにつかえていた何かがとれた感じがしました。
スッキリしたんですよね。
普段なら「また何か言っとるわ」程度でスルーしているのですが、そこをあえて追求する姿が素晴らしかったです。
「悪いけど「あ〜あ」って感じです。」
このつぶやきを分析すると、
「巷で噂のこの人が会長になっちゃったか〜くわばらくわばら」
わたしはこういうニュアンスで感じ取りました。
で、私はこう思いました。
「いや、あんたジャーナリストでしょ。意見あるんなら会見でも何でも質疑して何かしらコメントつけろよ」
それもしないで、権力にはくわばらくわばら
何もせずに「あ〜あ」
こんな状態だと
「ジャーナリストってそういう場面に出向いて、取材や世論的な批判についてのコメントをとりにいくんと違うんか?」
「あ〜あとか言ってる場合と違うで。あくびか?」
と言いたくなりました。私は。
ジャーナリストの仕事って何? | どう思われているか
結論から言うと、私に言わせれば
ほとんどのジャーナリストは「あるべき姿を果たせてない」と言わざるを得ません。
同じ人になってしまいますが、
私が「いやいや、おかしくね?」と思ったpostがこれです。
その前の文脈の繋がりはツイートが削除されていない限りは読めるので気になる人は読んでください。
その反論みたいなのは私の中ではありますが、だんだん話がそれてしまうのでやめときます。
この紹介したつぶやきの内容は簡単に言えば
「アンサングシンデレラで薬剤師の業務内容が一般の方々にも知ってもらえるかも!」
と、薬剤師界隈は盛りあがりを見せました。
それに対して村上氏は
「いやいや、お前さん達、ドラマで浮かれてばっかりでええんか?一般人に業務内容知られるってことはそれだけ責任の追求もされるかもしれないってことやで」
だいたいこんな感じです。
大まかな流れを説明したので、私の言いたいことを書いていきます。
最終的には「真のジャーナリズムとは」「ジャーナリズムの実態(大半の記事を見て)」
という内容に回帰するつもりで構成しています。
ドラマで一般人に業務内容が周知されることは是か非か
私個人としては、良い傾向だと考えています。なぜなら、薬剤師の業務内容というのは中々理解されるものではないからです。
これについては私が他の記事で説明しています。
結局これもジャーナリストの不勉強・「必要な内容を取材していない」のが原因というのに帰結します。薬剤師側にも責任は一部ありますが、
そもそも国民に広報するのはジャーナリストの仕事という意味で、そう書いています。
そして、こういう知られない業務内容を知らせる「起爆剤」は
「数十年薬剤師・薬剤師会が実現できなかったことを実現する」可能性を秘めています。
内容はさておき、「悪いことではない」でしょう
マスコミが十分に医療事故の背景を追求できていないということ
先程ご紹介したツイートです
例えば医療過誤の過程で疑義照会で防げるものがあった場合は、今後一般人から薬剤師の責任に目が向くことも増えます。そうすると薬剤師が訴訟の被告になる可能性も増えるということです。
これって「国民が薬剤師の仕事について知恵をつけると、ヘイトが上がって訴訟対象になる」
ということが文意になると考えています。
私の感覚からいくと
「国民に業務内容が周知されても業務内容(やること)は変わらなくない?」
国民に周知されて変わることがあるとすれば、それは
ジャーナリストの質疑内容に「薬剤師」の職業が出てきやすくなること
医療過誤の記事の内容に、「薬剤師」が出てきやすくなること
結局、国民のヘイトによって変わるのはジャーナリスト達の行動ではないんですか?
ってことが言いたいんですよね。
ジャーナリストって「国民のヘイトが高まってる内容を書く」んですか?
本来なら「必要な情報を記事にする。重要な内容を広報する」んじゃないんですか?
真のジャーナリズムってなんですか?
「ジャーナリストが思ったことを書く」だけではそんな記事はいらんって私なら思います。
例えば「専門家はこう語る」みたいな伝書鳩みたいな記事は情報の正確さもわかりませんし、
必要ないでしょう。「情報が正しいか否か」の判断を彼らができるとは思えません。
(筆者の考えです)
必要な情報(事実)を客観的に報道するために取材(して必要な内容を補足)すると私は考えてるんですが違うんですかね?
そして医療業界系の記事では「処方」と「調剤」を区別せずに書かれてるのもありますよね。
ああいう、「不勉強なジャーナリストが書いてる記事」は癌なんですよ。ハッキリ言って。
不勉強な記者が「必要な情報を適切に取り上げて一般人にもわかりやすく情報をまとめる」
なんてできるとは思えない。
ジャーナリストの書いてる記事の質が低いことについては
この記事でも触れてます→(https://www.pharma-informations.com/masukomi1/)
以下、質の低いジャーナリストと橋下徹氏の質疑(コント)です。
時間ある人は見といてください。
「このレベルの人間が取材して記事書いてるんだぞ」という皮肉を込めて載せています
そもそも業務内容が知られていないのがおかしい
薬剤師は医師の処方を鑑査する役割があります。
「医師が処方箋を書く」ことに対するフェイルセーフとなっています。
つまり、医療事故・医療過誤が起きる裏には必ず薬剤師が関わっています。
(処方内容に誤りがない配薬ミス等は除きます)
一年のうちに医療過誤が0なんて有りえませんし、医療過誤のニュースが出たときに薬剤師の関わりが書いてないのがおかしいんです。
京大メイロンの話がすごくしやすいので、URL載せときます
http://www.qlifepro.com/news/20191120/kyoto-university-hospital-medical-accident.html
会見してるときに薬剤師の話を突っ込まないから記事に書けないんではないんですかね?
これって「いつもと検査に使ってる薬が違う」っていう内容なので、薬剤師の鑑査が必ず関わってるはずですけど、記事に一切載ってないですよね。
報道されないのは記者の怠慢
報道されない理由としては、私は2つほどあると考えています。
- 報道する必要がないと思った
- 報道するべきという考えに至らなかった(知識・知能不足)
私は2番目の仮説を推しますが(まだ救いようがある)、1ならそれはそれで問題ですよね。
「必要な内容を取材せずに報道していた」ということですから。
不十分な報道です。つまり、個々のジャーナリズム精神の問題になります。
今回の件では、こういう内容でしたね。
さて、もう一度ここで問いかけます。
一般人に薬剤師の業務内容が周知されることで、薬剤師の業務内容は変わりますか?
薬剤師の責任はかわりますか?
薬剤師はそもそも調剤(投薬)に対して責任が課せられています。
医療事故の際には関わった場合(薬剤師が防げた場合)はもちろん責任が課せられます。
なんで今まではそういう事例で「鑑査スルー」について追求してこなかったんですか?
それは「追求しなくてもいい内容」なんですか?
「国民のヘイトが高まってから」追求するおつもりですか?
そういうジャーナリストとしての精神が練り上げられていないからこういうことになるんです。
自分の関わる取材なら、背景等ある程度勉強して、どういう情報が必要なのかを考えて取材するのが当然でしょう。
「記事を書くために取材する」のはやめてください。
「必要な情報を書くために取材」をしてください。
ちょっと意見してみた
実はこの件についてリプライを送信してみました。
返事はこれです
正直、「どんだけ遡った話してんの?」って思いました。URLも貼ってない上に随分前の話題ですからどの記事かもわかりませんし。
「木を見て森を見ず」というのか、数例だけ挙げて「ここには書いてるぞ!」っていわれても何の反論にもなってないんですよね。
大半の記事に書いてないから言ってるわけで、そして一般人にも周知されてない理由はそこでしょうって話なんですよ。
正直言って、薬剤師の関わりを記事にできるタイミングなんて医療過誤か不祥事くらいじゃないですか。
多くのジャーナリズム精神では「不祥事は改定前に発表」みたいなしょーもない精神じゃないんですかね?
不祥事のときだけ追求している姿が散見されますけど、結局本質をつくジャーナリストがいないんですよ。
「なんでそれが起きたのか」ってことを制度の面からも追求して、業界の闇を明らかにしていくくらいのジャーナリズム精神は持てないのか?
返信してみた
この返事をみて、「たぶん言ってること都合の良いように解釈されてる可能性あるな」
って思ったんです。
なので、核心をつけながら返信しました。
この内容に対する返事は現在来ていません。
送っておいて何ですが、来ても私は返さないかもしれません。
時間の無駄になる可能性があるのと、
言いたかった内容をこの記事に書くことができたからです。
まとめ
こういうことで、この人が普段どのような記事を書いているのかは知りませんが、
真のジャーナリスト精神というのを私は殆どの記者から未だ見せてもらっていません。
本来ならジャーナリスト各位が「質の低いジャーナリスト」達を律していかないといけないんですよ。それができていないからこんな意見もでてくるんです。
ジャーナリストの質の低さについての内容はだいたいこんな感じです。
ここからは番外編として、ちょっと補足していこうかなと思います。
Twitterのつぶやきに対しての思ったこと
さっき「論点が外れていく」ということで、言及を避けた部分についてです。
この記事は業界内容の記事として保管しておくので、大切なことなので書く必要があるかなと思いました。
ふぁるこん氏の真意はわかりませんが、私の見解から。
「薬剤師=弱いもの」は医療業界の話で、患者目線では一定の権力〜国家資格
そうですね。しかし、さっきの話とブレはじめませんか?
私がアンサングシンデレラのドラマ化を喜ぶヒトに厳しい見方をしたのは、そうした背景をベースに「今後大変な状況に置かれるかもしれないことを意識しているのかな?」と疑問に思ったからです。第1話から疑義照会でしたよね。あれで一般の人は知恵をつけます。そこで起こりうることがあります。村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版@JapanCenturion例えば医療過誤の過程で疑義照会で防げるものがあった場合は、今後一般人から薬剤師の責任に目が向くことも増えます。そうすると薬剤師が訴訟の被告になる可能性も増えるということです。そうした将来の危険もも踏まえれば、あのドラマで喜んでばかりもいられないだろうということです。
国家資格を持つということは「一定の権力を持つ人達」と思われてるってことなんですよね。
弱いわけではない、一定の権力を持っている集団と一般の方々に思われてる。何かあったら責任とる立場ってことを一般の人に思われてるわけで。
それならそもそもドラマの周知関係ないのでは?
あと、多分この「弱いものいじめしてないで」の意味は
「俺らに言われても、薬剤師がどうこうしたところでどうにも変わらんからどうしようもないぞ」
って意味だと思いますよ。私はその考えです。
薬局を叩いても結局スケープゴートにされてるだけで、本質(原因)は叩けてないから解決にならない。薬局業界はそういう意味の「弱者」です。
この話を数字で説明した記事はこちらです。
→医療費削減に薬局を叩くことが妥当なのかどうか(患者を増やしているのは病院である)
見方を変えれば日薬という職能団体の政治連盟が推す組織内候補が昨年の参院選で日医の組織内候補を上回る約16万票も獲得して当選していますよね。そうした組織の傘下にない一般人から見れば強大な権力ですよ。「薬剤師=弱いモノ」的な言い方は比較的耳にしますが、やや都合よく使い過ぎな感じがします
https://twitter.com/JapanCenturion/status/1294074406860288001
「弱いもの」の意味の解釈を誤っていると思いますので、先程の話で反論になるかなと。
たぶんジャーナリストって質問をする側で、あまり質問をされる経験って無いと思うんですよね。
だからもしかしたら、「相手の言ってることを解釈する能力」が不足している可能性があります。
そうしなければやらない薬局もあるでしょう。
当たり前のことですが、行政等が薬局に指導しようと思ったら法とかその類に書いとかないとできないですよね?
悪貨が良貨を駆逐するという現状を抑えるために必要だと思いますよ。
行政が指導できなければ悪貨はいつまでも放置されてしまいます。
それはそうです。
あとは医薬分業について思ったことですが、
院外薬局の生殺与奪を病院側が握っているという問題点について切り込んでください。
この状態では薬局は「ほんとうの意味での分業」ができませんので。
だいたいこんな感じですね。まあそんなに目くじらを立てるほどのことは言ってないので、こちらからも言うことはないです。
ジャーナリストに求めることは、現状の問題点をその背景レベル(背景の背景くらい)まで熟知して、それを言及することです。
取材できる立場にいるので、できるはずなんです。
これを強い立場(医師会)に対して屈していたら、
「あ〜あってアクビかよ」って言われるんです。てかそう思われてるんです。
とりあえず、報道関係に関係する記者は人の不安を煽るだけの無意味な記事を書くのをやめて、
抗生物質が大半の風邪には効かないこととか、国の財源と政策・ジェネリック医薬品との関連とかそういうことをもっと言いなさい。
医師1,2人に取材して「専門家はこう語る」みたいな記事を書くのもやめましょう。
せめて10人は取材しなさい。どうせ「正しい情報かどうかの判断」もできないんだから。
最後に
薬局業界や医療業界についてのテーマを扱ったり、
服薬指導や生化学等の基本的内容を記事にしたりしています。
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薬剤師界隈でのトレンドとかつぶやいてるので、良いかなと思います。
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以上です。
関連記事も含めて色々書いてあるので一番下まで読んで頂けると幸いです