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更新02.09.11 不正を認めたと報道がありましたので、その部分を追加しました。

こんにちは。定期的に発覚しますね。この手の話題。

今回は薬局ではなく病院です。開業医ではない(と思われる)ところがまた怪しさを醸し出しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/14ba46d99619b5b4793412f445152a3aa8049b1e

ヤフーニュースは炎上したり期間が経過すると(炎上時はおそらく意図的に)記事が削除されてしまうので、他のソースも貼っておきます。
https://locipo.jp/article/0a38a673-c79e-4b2e-91e4-bec12d5bb1c8
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200908/3000012749.html
https://www.m3.com/news/general/820164

三重大学医学部附属病院(三重県津市)の複数の医師が、投与していない薬剤を投与したかのようにみせかけ、診療報酬を不正に請求していた疑いがあることが分かりました。

同病院によると、今年3月下旬、勤務する複数の医師が、手術中、実際には患者に投与していない薬剤を投与したかのようにカルテを改ざんし、診療報酬を不正に請求した疑いがあるということです。

患者への健康被害は今のところありません。病院側が調査したところ、同様にカルテが改ざんされた疑いは約2200件で、薬剤の請求額にすると総額で2800万円を上回る見込みだということです。病院側はすでに第三者委員会を設置し、事実関係の確認と原因の検証を行っており、調査結果を受け医師らの処分を検討したいということです。

https://locipo.jp/article/0a38a673-c79e-4b2e-91e4-bec12d5bb1c8

今回書くのはそんなに大した記事ではないのですが、疑問があるので書いておきました。

三重大学病院不正請求問題 | 主な内容

今回は不正請求の事例です。三重大学病院です。
やってもないことをあたかも行ったかのように請求するという事例。

具体的には、カルテを改ざんしながら請求を行っていたようですね。

手術中に投与したことにしていたようなので、患者側も明細を見たところで違和感を感じないというマジックでしょう。

また、病院側も虚偽のカルテを作成したということで刑事告訴とかいう話も出ているようですね。

病院ではこの医師を自宅待機にして、第三者調査委員会を立ち上げて詳しいいきさつを調べていて、電子カルテにうその記録を書き込んだ疑いで刑事告訴することも検討しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200908/3000012749.html
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不正請求する意味ある?

まず疑問に思ったのが、勤務医側に不正請求をするメリットがなさすぎる点です。

アルバイトとかを例に考えてもらったらわかりやすいと思います。
アルバイトの人がどんなに頑張っても(ほとんどが歩合制ではないので)お給料ってあがらないですよね。だからアルバイトの人が変な違法行為するとかって聞かないと思います。
ここは大体のニュアンスで受け取ってもらえたらと思います。

勤務医の給与体制も(おそらく歩合制ではないと思いますので)同様で、不正請求をしてまで病院に収益を与える動機・メリットが考えられないんですよね。

そう考えると、組織ぐるみで…という最悪のケースも浮かぶんじゃないかなと思います。
(この部分を取材して明らかにするのがジャーナリストの役割なので、ジャーナリスト各位には背景についての追求を頑張っていただきたい)

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複数の医師が不正請求をするという謎

個人が勝手にやってるのなら病院の評判を失墜させるためとか、自爆覚悟の嫌がらせ目的の可能性もあるのですが今回は違います。

複数の医師が関与しているとされています。

どういう背景があるんでしょうか…

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勝手にオーダーされている可能性がある

あんまり批判チックな内容ばかりだとかわいそうなので、ちょっとマイルドな意見も考えました。

簡単に言うとオーダーミス、請求ミスみたいなものです。
あんまり病院の電子カルテには詳しくないので、「なんか言ってるわ」程度で簡単に流してもらったらと思います。

普通は指示(オーダー)って単一で行うと思いますが、入院されている人だとまとめてオーダー登録がされている可能性があります。

例えば、医療事故防止の目的で「A薬品はB(溶媒)でないと溶けないから自動的にAとBがセットでオーダーされる仕様」みたいなのが挙げられます。

こういうのが手術のオーダーの中にも存在していて、使わなかったパターン(で、そのまま取り消さずに請求してしまった)パターンが考えられます。(というか、筆者が勝手に好意的な妄想をしました)

今回の不正請求対象の薬はランジオロールという薬とされています。
一回何千円とするような薬ですので、積もれば山となります。
請求するたびに高級弁当や焼き肉一回分ですね。

 三重大病院(津市)の男性医師2人がカルテに虚偽の記載をして診療報酬を不正に請求していた疑いがある問題で、病院は8日、2人が約2200件のカルテで手術症例を虚偽記載し、不正請求額は計2800万円を超える疑いがあると発表した。三重大は2人の刑事告訴を検討している。 病院によると、男性医師2人は昨年3月までに、手術時に患者に投与していない薬剤のランジオロール塩酸塩を、投与したかのようにカルテに虚偽の記載をしていた疑いがある。診療報酬は、虚偽のカルテを基に不正請求していた。

https://www.chunichi.co.jp/article/117545

三重大学准教授が不正認める

02.09.11更新しました。

結局、意図的な不正であることが明らかになりました。

改ざんの動機

カルテ改ざんの動機は、薬の使用実績を上げたかった

とのことです。しかし使用実績を上げたかったものの製薬会社からの金品授受は否定しているそうです。

使用実績を上げる目的

「使用実績を上げて製薬会社からキックバックを受ける」こういう筋書きならおそらく万人が納得するでしょう。

しかしこの筋書きは否定されました。何のために使用実績を上げたのでしょうか?

不正行為をしてもなお使用実績を上げる理由…

ここの追求に関してもジャーナリスト各位がやってくれることでしょう。
真のジャーナリズムを見せてほしいものです。

薬剤師の通報により発覚した

産経WESTによると、薬剤師の内部告発によって発覚したとされています。

個人的な感想

個人的な感想ですが、病院っておそらくグレーなこととかやってると思います。(無資格調剤を行っていた病院が、内部告発で発覚したこともあります)
診療所も無資格調剤とかやってるところもたくさんあると思います。

何が言いたいかってことですが、病院の人を扱う側も身の振り方というか

職員の扱いも考えておかないと今後こういう告発事例って増えていくと思いますよ。

働いてる人たちは「ダメなことをやっている」とわかってやってるはずですから、
やめる時こそ通報の勝機ですよね。

今回も通報がなければ発覚しなかったわけですし。

そういう意味では、「業界として転職を厳しい状態に置かない」というのは
悪貨を駆逐するのに大事な環境だとも考えられるかもしれませんね。

実名が出ていない

個人的に思ったのが、こういうのって実名出さないんですかね?

ニュースの殺人とか傷害では実名が出てくるのに、今回の件では直接名前が出ていないのが不思議でした。

実際には使っていない薬剤を患者に投与したかのようにカルテを改ざんし、診療報酬計約2800万円を不正に請求したとされる三重大医学部付属病院(津市)の准教授が、第三者委員会の聞き取り調査に、改ざんの動機を「薬の使用実績を上げたかった」と説明していることが11日、病院関係者への取材で分かった。

製薬会社からの金品授受は否定している。第三者委は、准教授の上司に当たる教授も不正に関わったとみているが、教授は否定しているという。

病院は11日午後に記者会見を開いて詳細を説明する。病院関係者によると、准教授は約2年前から、手術の際に心拍を安定させる「ランジオロール塩酸塩」を使用したとする虚偽の記載を繰り返した疑いがある。カルテ改ざんは約2200件に上る見込み。

今年3月、ランジオロール塩酸塩の管理状況を不審に思った薬剤師が内部通報。病院は同4月から教授と准教授を自宅謹慎にしている。

https://www.sankei.com/west/news/200911/wst2009110007-n1.html

誰が内部告発したのか

産経の記事では薬剤師が内部通報したとありますが、別の記事では医師が内部告発したとされているものもあります。

産経の記事では薬剤師が内部通報したとありますが、別の記事では医師が内部告発した

というものもあります。

それによりますと40代の麻酔科の男性医師が、おととし4月から2年間にわたって不正を行ったことを認めた上で、「直属の上司からこの薬を積極的に使用するよう指示されていた。使用実績を上げることで上司によく思われたかった」と話しているということです。
直属の上司の男性医師は「不正は把握していなかった」と説明しているということですが、病院は4月から2人を自宅待機にしています。
一方、製薬会社との金品の授受など不適切な関係は、現時点では確認できていないということです。
またこの問題は、医師による内部告発で判明したということですが、不正に気付いていた医師や薬剤師はほかにもいたということで、病院はコンプライアンスの徹底などが不十分だったとして再発防止に努めるとしています。
伊佐地秀司病院長は「患者やその家族、県民のみなさんに多大なご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。今後、刑事告訴する方向で検討していきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20200911/3070004073.html

これはNHK NEW WEBというところが行っている報道です。

この記事を読んだところ、医師が内部告発したという事になっています。

真実は一つ

記事では矛盾したことが書いてありますが、真実は一つです。

薬剤師かつ医師だった場合(同一人物が医師免許と薬剤師免許を持っていた場合)はその限りではありませんが、それ以外の場合はどちらかが誤っていることになります。

誤っている会社が訂正してくれることを祈っています。

まとめ

不正請求なので、健康保険の搾取です。
患者の支払いの額面上ではどうなっているかはわかりませんが、
今回のような例には背景を追求して(不注意によるものなら特に)今後起こらないようにしなければなりません。
意図的に行ったということであれば厳しい処罰をしなければならないでしょう。

また、発覚の経緯も気になりますね。

これらの背景を追求できるのはジャーナリストの方々なので、しっかりと追求していってほしいものです。

最後に

薬局業界や医療業界についてのテーマを扱ったり、
服薬指導や生化学等の基本的内容を記事にしたりしています。
また、気になる話題とかSNSにコメント頂けると記事にすることがあるかもしれません。
薬学部生のように業界のトレンドとか全然わからない方はフォロー頂けると
薬剤師界隈でのトレンドとかつぶやいてるので、良いかなと思います。
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以上です

関連記事(直接は関係ないですが、良かったら読んでみてください)

薬剤師不要論
医療過誤(尼崎総合医療センター)
医療費問題の本質の記事
医療事故(京大病院)

コメント一覧
  1. オペ室で働く医師 より:

    オノアクトですね。製薬会社からキックバックがあったのでしょう。あの会社はオプジーボで懐を温めていたと思いますが、医家向け薬品に特化した会社なので、これはと思った病院や医師には食いつきます。

  2. 匿名 より:

    追伸です。ちなみに、β-1超選択性阻害薬として非常に優秀な薬剤です。ただし、効果を持続しようとすると大量長時間投与が必要になり、とんでもなくお金がかかる薬でもあります。連投失礼しました。

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